【コラム】フィットネス指導者は、どこまで側弯症指導に関わるべき? ― 受講アンケートから見えた、参加者のリアルな声 ―

フィットネス側弯トレーナー養成講座は、そうした迷いに対する一つの答えを提示します。

これまでに開催した『フィットネス側弯トレーナー指導者養成講座』の受講者アンケートからは、現場で感じているリアルな葛藤や、「これでいいのか」という小さな不安が見えてきました。

一方で、「単なる知識の習得ではなく、安全に配慮して運動指導を行うための学びだった」「もっと深く理解したい」といった前向きな声も多く寄せられています。

この講座は、知識を増やすだけでなく、現場でどう判断し、どう関わるかを考えるきっかけになっているようです。
本記事では、アンケート結果から見えてきたポイントを、3つのキーワードに絞ってご紹介します。

アンケートで一番多く挙がったのは、安全性への意識の変化です。

「やっていいこと」と「やらない方がいいこと」の基準が整理され、判断の拠り所を持てるようになったという声や、ヨガやグループレッスンでは「全員に同じ指導を行うことは危険になり得る」という認識へと変化したという声が見られ、個別性への意識も大きく高まったことがうかがえます。

「どの方向に伸ばすのかを伝えたい」
この受講者の声に象徴されるように、エロンゲーションの一つをとっても、指導の質は大きく変わります。

単に「伸ばす」のではなく、

  • カーブに対してどの方向にアプローチするのか
  • どの筋群を使うのか
  • どのように身体をコントロールするのか

といった視点に加え、解剖学的・機能的な根拠に基づいた指導が求められます。
フィットネス側弯トレーナーは、触れる(タクタイル)場面においても、意図を持って的確に誘導することが重要です。

最後に、今後どのように活かしていきたいか、という質問には、

・日常生活での姿勢や習慣へのアドバイス
・高齢者の評価と運動指導
・子どもや家族への早期対応
・学校や地域への知識共有

といった、予防や教育への広がりが多く挙げられました。

そして子供へのスポーツ指導者からは、
「早く気づき、適切につなぐ」ことの重要性が強く意識された、という声も。

側弯症の指導というと、
難しそう、特別な技術が必要そう、
そんな印象を持つ方も多いかもしれません。

でも実際に求められているのは、
少し立ち止まって見極めること、無理をしない判断、そして必要なときに任せること。

見極めて、判断して、つなぐ。
とてもシンプルですが、現場では意外と難しい力です。

側弯症の知識は「リスクを避けるため」だけのものではありません。
理解が深まることで、身体の見方が変わり、結果として運動の質そのものが上がっていきます。

だからこそ、特別なケースとしてではなく、
日々の指導を一段引き上げるための土台の知識として学んでいただきたいです。

気になる方は、ぜひフィットネス側弯トレーナー養成講座をチェックしてみてください!